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喘息のお薬として知られている:テオドールの副作用(転載)

ご近所の方にこの薬を服用していると以前聞きました。
そして、それが怖い薬だということも聞きました。
ですが、どんな副作用があるのか、全く知らなかったので、
ある方のブログより、転載させてもらいました。

薬名:テオドール
分 類:気管支拡張薬
一般名:テオフィリン
効果・効能:気管支を拡げる薬で、喘息の治療に使用します。

気をつけてほしい副作用
・心悸亢進(動悸)や頻脈がでることがあり、程度が強いようなら服用を中止して下さい。
・興奮していらいらしたり、夜間眠らなくなることがあります。中枢神経を興奮させる薬(麻黄湯など)との併用で、一層強くなることがあります。
・マクロライド系抗生剤(当院採用品:エリスロシンW、クラリス)との併用で、血中濃度が上昇することがあります。
・服用後に脳症などの重篤な副作用が起きることがあり、5歳以下の乳幼児には使用しないのが原則になりました。


 気管支ぜんそくや気管支炎の治療薬として国内で年間40万人以上に処方される「テオフィリン」の使用後に、乳幼児が重いけいれんや脳症を起こすなどの報告が相次ぎ、日本小児アレルギー学会は、小児気管支ぜんそく治療指針に5歳以下への使用制限を盛り込むことを決めた。

 19日から福井市で開く学会で発表する。

 しかし、単なる風邪や、必要な血中濃度の測定なしで投薬されているケースも目立つという。

 新潟市民病院の医師らは、服用後に重いけいれんや脳症で運ばれた子供が1991~2002年の間に54人おり、うち2人が死亡した、と03年10月の日本小児科学会誌に報告した。

 また、大阪市立総合医療センターの塩見正司・小児救急科部長によると、98~04年に同センターに運ばれた服用後の子供のうち、11人に知的障害などが残り、別に1人が点滴による過剰投与のせいで死亡した。

 代表的なメーカーの三菱ウェルファーマの集計でも、シロップ剤を発売した93年以降、5歳以下でけいれん約160例、重症けいれん約80例、後遺症約20例の報告がある。

 テオフィリンは、治療に有効な血中濃度の値と、けいれんなど副作用の危険が高まる値が近く、薬の添付文書では血中濃度を測りながら使うよう求めている。

 日本小児アレルギー学会の新たな治療指針では、テオフィリンは第一選択にはせず、追加の治療で検討する薬とし、「ぜんそく治療に精通した医師が注意深く使うべきだ」とした。

 特に2歳未満には、最後の選択肢として使用を極力制限する。なかでも座薬は血中濃度が急激に上がる危険性が指摘されているため、「推奨しない」とした。

 指針作成委員長の森川昭広・群馬大教授の話「重いけいれんとの因果関係を示す十分な証拠はないが、体質的にけいれんを起こしやすい乳幼児への投与は、慎重になるべきだと判断した」

(2005年11月18日 読売新聞)
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Category: 雄君の日記 総合
Published on: Mon,  18 2006 18:45
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テオドール喘息副作用

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